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LIFE STOCKについて

あのとき、
ほんとうにほしかったもの

未曾有の大震災が東北を襲ったとき、何が私たちに起こったか。
3月11日、宮城。
あの日からこのゼリーは始まりました。

すべてが無くなった街でひたすら支援を続ける日々の中、
気付いたことがありました。

避難されてきている人の中には、赤ちゃんや高齢の方もたくさんいました。
しかしながら当時の備蓄食というのは乾パンやアルファ米といった食糧ばかり。
歯が丈夫でないと乾パンは食べられないですし、
水が十分にない環境で口の中の水分を奪われる食べ物が難しい場合も。
また、アレルギー疾患があり食べられるものがないなど、
子供・高齢者・要配慮者に対する備蓄が極めて不十分でした。
テクノロジーが進化しているのに、なぜ、備蓄食は戦後から変化がないのだろうか。
そんな疑問が頭をよぎりました。

今何もしなかったら、きっとこの先50年も100年も変わらないだろう。
――水がなくても、十分に栄養がとれる備蓄食を作るしかない。――
あの時の私を突き動かしたのは、極限状態の中で感じた「命の重み」でした。

思い立ってから7年間、ひたすら実験と研究を重ね、このLIFE STOCKは完成しました。
3.11を風化させないために。
あの日から学んだことを忘れないために。
震災が来る前に、みんなのための蓄えを。

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